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みなさんこんにちは。
今日の俺からのアドバイスは
全部必要
まあ、今日は日本語のアドバイスだけど
あの、俺の奥さんは
日本人じゃないので、日本語勉強している。
でも、奥さんがこんなことを言っていた。
私にとって一番必要なのは
話すこと。話すことが苦手。
だって、話すことが、日本語を話すのが問題です。と言った。
確かに奥さんはまだ日本語を話すのがペラペラとは言えない。
だけど正直に言えば
問題は話す力だけではなく
漢字もまだまだ知らないし
ボキャブラリー、語彙もまだまだ少ないし
読むのもまだまだできないし
結局、全部なんだな。
全部まだまだなんです。
これはよくあることで
たくさんの人が「ああ、私は本当に漢字が苦手です」
「ああ、私に必要なのはボキャブラリーです」みたいに
一つのことが足りないと思っている。
でも本当のことを言うと
ちょっとかわいそうだけど
本当のことを言うと
足りないのは全部。
全部がまだまだ足りない。
「ああ、僕は漢字が苦手だ」とか
「ああ、僕はスピーキングがダメだ」とか
「ああ、僕はリスニングがダメだ」というのは
ちょっと言い訳みたい。
ちょっと言い訳。
「僕はそれだけを勉強すれば他はパーフェクトです」みたいな。
そんなことはない。
すべてのことがバランスよく
全部が完璧にならないと
まあ、完璧にはならない。
まあ、完璧になる必要はないけど
漢字だけが必要とか
ボキャブラリーだけが問題とか
スピーキングだけができないとか
すべてのことを全部やらなければいけない。
だから、まあ、話すのがもっともっとうまくなりたい
その気持ちはわかるけど
実は大事なのは会話だけじゃなくて
たくさん読んだり、たくさん聞いたり
そういうことも大事です。
なぜかというと、会話というのは一人ではできない。
会話というのは一人ではできないから
ついつい言い訳になってしまうんですね。
奥さんが「ああ、私の問題は日本人と会話をしないことです」
まあ、確かにその通りだけど
じゃあ、一人の時は何もしないですか?
一人の時は何もしなくていいの?
それはダメですよね。
一人の時はもちろん本を読んだり
ポッドキャストを聞いたり、テレビを見たり
一人の時にやることがたくさんある。
一人の時にできることがある。
そして、日本人といる時はできるだけたくさん話すとか
それが大事。
でも、「ああ、日本人の友達がいないから何もできない」
いやいやいや、一人の時にできることをしましょう。
漢字だってまだまだ足りない。
ボキャブラリーだってまだまだ足りない。
文法だってまだまだ知らない。
自分ができることはいつでもあります。
「日本に住んでないから」とか
「日本人の友達がいないから」とか
それは言い訳です。
「面白い漫画がないから」とか
「いいポッドキャストがないから」とか
言い訳をせずに、全部やってください。
厳しいなあ。
なんて厳しい先生。
と言う訳で、アスタルビスタサヨナラ。
ご視聴ありがとうございました
(この字幕は視聴者の方について作成されたものです)